teru∞nline.

どうでもいいことをひたすら書いてます。

夢だったのか…?

 

9/25.

 

「今日も4時間あの人と被るなぁ。頑張ろう」

と決意して、いつも通りinして、

休憩終わると同時にその人と一緒に働く事を嘆きながら、

働いてました。

 

 

最近はカウンターやドライブスルーを任せてもらえる事が多くなっていたので

「今日も、中じゃないなら大丈夫だろう」という認識で、

プレッシャーをあまり感じる事なく働かせて頂けてる訳で。

 

というのも、遡る事1年以上前。

私がまだあの人に恐怖心を覚えていなかった頃。

ここでは、少し似ている女優さんのお名前を借りて、

“りょう”さんと呼ぶ事にします。

 

その日の夕方、17時からは、

私が中を一人で、

他にりょうさんを含めた3人が接客を担当していました。

 

うちの店舗は一戸建ての店舗になっていて、

バーガーを作るレーンが真ん中に通っているのはどこの店舗とも変わらないですが

厨房を比較的広くとれているので、

お肉を焼く鉄板は普段使っているレーン側にあるのですが、

反対側の普段使っていないフライものを揚げる機械は反対側にあって、

忙しい時なんかはストックを確保するためにそこまでつけに行って

バーガーを作りに戻るのも少し時間がかかります。

だから、

忙しくなると接客を担当している人が隙を見て、

つけてくれるというのがほとんどだったりして。

 

その日、

気が付いたら、忙しくなっていました。

今はマシになったバーガーの生成も、あの時は本当に苦手で、

フライものはなくなりそうなのにオーダーはどんどん入るし、

何からすればいいか頭がまわらず、

ただただその状況がしんどかったです。

「○○がラストワンです!」「×××がアウトになりそうです!」

オーダーがいっぱいなんです、中一人なんです、助けて下さい

って思いながら誰に言うでもなく発したその声の返事は、

りょうさんの「自分でつけて」でした。

その時の私には、かなりショックな言葉でした。

 

それからは走り回って、

ハンバーグやフライもののストックの確保、オーダーをあげることを

自分なりに必死に取り組んで行きました。

接客なんかを担当していたTさんは

たまにバーガーを作るのを手伝いに入ってくれます。

その時は、感謝の気持ちより、

「手伝わせてしまってごめんなさい」という気持ちの方が強かったです。

 

お客さんがひいた後、りょうさんがTさんに、

「あの子名前なんていったっけ?」と言っているのが聞こえました。

その直後、「有馬(仮名)さん、あのさぁ」と始まったりょうさんの長い説教は、

いじめじゃないの?ととれるようなものでした。

何を言われたかは覚えていませんが、

「忙しい時は、前に3人いても絶対に手伝わない。一人で中をまわせ」

というニュアンスの事を言われたと感じたのを覚えています。

泣きそうになったのを必死にこらえました。

自分が動けないのが悪いと思うけど、

こんなにキツイ思いをするならりょうさんと二度と被りたくないと思いました。

 

その日から、17時以降は入らない事に決めました。

こんな事情があって…と説明すると、店長にも了承してもらえました。

「もし忙しくなったら、またあんなに責められるんだ」と思うと

体が震えて仕方無かったからです。

「ほんとに怖かったです」と笑いながら言っていても、

その日の事はトラウマになりました。

私が17時まで、りょうさんがの入れ替わりで17時から入る時、

あの人を視界でとらえてしまった時、

過呼吸が始まりそうなほど、

自分の心と体は、りょうさんに恐怖心をおぼえていました。

 

17時以降は絶対に入らない、と決めてから1年以上が経ち、

「この日夕方から人が足りないんです」とたまに店長から連絡がきても、

りょうさんがいるのが分かっているので絶対に入らなかったです。

 

一ヶ月ほど前、一度何時間かりょうさんと被って働いた数日後、

店長から「もうりょうさんは大丈夫?」と確認され、

「いつまでもそんな事言ってられないし大丈夫です」と言い、

平日は21時程度でいれかわりで入るようになり、

週末の土日は17時以降もいれられて、りょうさんと被る事も多くなりました。

 

それで、9月25日、

「私片付け始めるから、前よろしくね。有馬さん結構前出来てるから、新人の子はまだまだやからさ」

と伝えられました。

「はい」と何気ない感じに答えてから、

あれ…?今ほめられた……?ってりょうさんの先刻の言葉を繰り返す私。

もう泣きそうなくらい嬉しかったです。

 

もっと頑張って、仕事の出来るクルーになりたいと思えた日でした。